目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2015年3月21日土曜日

日本は平和ぼけ過ぎ?

日本で荷物を駅のホームで忘れてきても、他人誰も持って行ったりはしない。女性が真夜中大都会の街を歩いていても強盗されない。人が雑踏している駅の周辺で鞄をしっかり身に付けなくてもスリに合わない。日本は必ずしもそうでなくても、そんなイメージがあるし、外国と比べれば確かにこういうケースは少ないとは自信持って言えるであろう。



時間少ない中で僕が今ここで世界の状況を照らしたり、それを細かく日本の現状と比べたりして、奥深くて大きな話は無論出来ないが、出来るのが、自分の経験から語るだけだ。その中から(他にもいっぱいあるけど)一つの体験を特別に取り上げようと思っている。しかし、最初から誤解が起きないように言おう。この話はドイツだけに限らない。日本で起きるのが考えにくいのであっても、日本以外の国々では日常茶飯事のことだという風に見なして欲しい(つまり、ドイツは特別に怖い国だと思って欲しくないという事ね)。

そうなのかな?
1991年~1996年までに掛けて、デュッセルドルフ市に当時新しく創立された、日本の通信機器メーカーのヨーロッパ支店で僕は働いていた。2年間だけの社長が交代されてから、日本から新しく社長に任命された人はそこまであまり外国との接触はなかった。

因みに、我々は当時日本の本社が作った製品をヨーロッパに販売することになっていたから、運送会社とのやり取りは多かった。そこで、ある日の出来事。我々の製品をお客さんの所に積んで運んでいるトラックが目的地に着いたら、お客さんから苦情が届いた。「物が足りない」とのこと。「へ?、物が足りないってどういうこと?ちゃんと揃っている事はトラックに積んだ時に細かくチェックした記録が残っているよ~」と社内で確認が出来たのに、お客さんは「足りない」と言い続けている。そして、物が保管してあった倉庫の現地スタッフの記録も完璧だった。問題ないはずなのに、目的地にトラックが着いたらどこか途中で幾つかの物がなぜか無くなっていた。

さて、誰が嘘ついているのか。我々、倉庫の人、トラックの運転手、お客さん?実は何でもあり。ドイツで例えば通信販売で商品を注文するのにあたって、お客さん所にそれが着く時に、ある部品が不足しているのがしょっちゅう起きることだ。家具でも、電気製品でも、何でも。出荷リストに書いてあっても、お客さんに届く時に無い。こういった多くの場合、それは倉庫で物を積む時に起きたミス、つまり故意ではない。

上記のうちの会社の話では、出荷時に物が揃っていたと僕はかなり確信していた。では、どこで何が起きたんだ?運転手に悪いけど、多くの場合、運転手が仲間とグルになって、途中のどこかの駐車場でトラックに鍵を掛けずにほったらかしてトイレに行っている間に、仲間がトラックのドアを開けて物を盗んで逃げちゃう。

トラックの運転手同士ではこんな、事実犯罪である行動を「物がトラックからおこっちゃった」という風に美称されている。運ばないといけない物がトラックに積まれる時に運転手は手伝わないのが問題だろう。積載するのがあくまでも倉庫の「専用」担当者なので、運転手は知らん振りして、「俺が何が載せられたかが分からないよ、俺がそれを運送するだけだ」という風に逃げられる。そして当然、目的地に着いて、物が不足してあっても、運転手が簡単に責任取らずにいられる。非があるのは倉庫の人達とか、途中、どこかの高速道路でトイレに行っている間に何が起きたが分からないとかを主張している。

これは言うまでもなく、システムの問題。そんなことが起きないようにこのシステムを変えないといけないだろうが、きっとドイツの「トラックの運転手の労働組合」は大きく反発するだろう。「運転手は長い時間集中し、トラックを安全に運転しないといけないから、荷物を積めるのに使っちゃいけない!」とか、彼らは運転手達を弁明するだろう。こうやってドイツのこういった問題が永遠に解決されない。労働組合の力は強過ぎる他に、あるグループが一旦手に入れた権利をそう簡単に手放さないのがどこにもある現象だろう・・・。

いずれにせよ、今ここでブログの記事の形で皆さんに報告した事実を当時僕は働いていた会社の日本人社長に言ったら、僕は彼を馬鹿にしていると彼は最初思っていた。「馬鹿にしていないよ」、本当にそうであることを彼宛に強調したら、あまりにもの信じ難さで彼はへらへら笑っていた。「いや、本当です。{物がどこか途中で何となく無くなっちゃった}と運転手は言い続けており、責任を取るつもりはない」と社長に真剣に伝え直したら社長は泣き始めた、「信じられない、有り得ないよそんなの」と・・・。

言うまでもなく、日本からそんな事を一切体験したことのない社長の絶望的な怒りを100%同感していたが、日本の正義、日本の平和的な現状は日本以外の国に期待してはいけない事を分かるのにこの出来事はもしかして彼にとっていい教訓となっていたかもしれない。

日本人よ、ぼけないで、外国に行く時に目を開けて、注意してよ!・・・ね?

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3 件のコメント:

  1. この話は今でもそうなんですか?

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  2. 運転手は荷物をあずかっているのではなくて、トラック動かしているだけ?こんななら、荷主が発着間で荷台ごと鍵でもかけなくちゃいけないのかな...
    ところで、ロルちゃんのYoutubeアカウントの状況って、今でもなのですか...?

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  3. 「Youtubeアカウントの状況って、今でもなのですか」と言いますと?

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