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2015年3月19日木曜日

フランクフルトの動乱

資本主義に対しての批判の歴史は大体200年にも至る。ドイツのヘーゲル、フランスの何人かの哲学者達も資本主義、でも特に当時のマンチェスター風の、労働者の搾取や束縛の基で展開していた産業革命を主に訴えていた。その後、またドイツのマルクスが登場し、資本主義、共産主義の創立者として知られるようになった。当時から今までの間に、各国、日本にすら資本主義に対しての反対運動があった。


幾多の出来事の中で、20世紀初めのロシア革命、後中国の毛沢東、ドイツでは特に60年代の学生運動から生まれたドイツ赤軍はその関連で目立っていた。4年ぐらい前にニューヨークを初めにまた新型の反対運動「ウォール街を占拠せよ」、「オキューパイ」でも知られている、現在の資本主義の有様を反対しており、世界的な規模で活動しているグループができた。詳しい事に関しては上記のリンクをクリックしましょう。
ウォール街を占拠せよ」の運動以来、このマスクは有名になったね
資本主義の現在の有様に対して批判的でいる事自体は悪くない。確かに貧富の差は益々激しくなる。あと、別の記事のネタに使おうと思っているが、ドイツですら大手企業の取締役、社長とかの年俸は一般従業員の200倍まで、アメリカなら2000倍以上まで伸びたという狂わしい現状を確かに批判すべきであるというか、絶滅して欲しいぐらいだ。投資者としてではなく、単なる従業員として(たとえマネジャーであっても)入社した人がいつか社長になったらあんな給料もらうことはないと思う。言い換えれば、どんな従業員にもそんな価値はないということ。

さて、この怒りを民主主義的に表現してもいいけど、昨日フランクフルトで起きた事は許せない。ベルリン、ハンブルグとその他、極左の思想を持っている「{独立}の黒いブロック」という連中が、イタリア、フランスとギリシアから態々やって来たと思われる仲間達と一緒に、欧州中央銀行の開会式の会場に行進し、途中で色んな事件を起こした。警察署を襲ったり、警官に石を投げたり、救急車や消防車すら攻撃し壊したりして、そして何十台のパトカーを燃やした。

2015年3月18日のフランクフルト市内の様子

デモ行進に参加している人達の全てがその動乱に取り掛かった訳ではないが、暴力振らない人とのインタビューで、ある一人はこう言った。「我々は資本主義、現在のEUの政策や欧州中央銀行の行動を許せないから、ここに来ている。そこで、反対の意志を表す為に、高速道路のインターチェンジや電車の線路を占領した他、資本主義社会の象徴である銀行とか、高級品の売店とか、特に警察とかを攻撃しないでなかなかいられないね・・・」と発言した。

僕はここで断言する。こんなことを言う人は色んな性質を持っているかもしれないけど、民主主義者ではない。それに、人口の圧倒的な過半数は今の自由な資本主義社会のあらゆる現象の全部じゃないけど、大半を評価しているのに、あいつらはこの事実を全く無視している。つまり、自分の狂った考え方をあくまでも暴力振ることによってみんなに押し付けようとしている。こんな奴等はいつか過半数を占めて、政権を握るようになったら怖いな、って僕は思うしかないね。

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