目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2015年3月12日木曜日

厚顔無恥

今日は厚顔無恥の達人、いや「達国」を紹介しないと駄目だ。ギリシア!
1981年、ギリシャはEU(当時EC)に加盟した。2001年にユーロも導入した。ユーロ圏への参加条件としては色々な障壁は設けられていた。国家予算の赤字率は3%以下だとか、国家借金は国民総生産の60%に過ぎないとか、色々あったが、ギリシアは嘘をついて、それらの数値を取り繕って、EU本部を誤魔化した。

EUの政策の一つは、各国の生活水準をなるべく一緒にするということなので、EUに加盟してからギリシアはEUからいっぱい援助金を受けた。その援助金でばかばかしくなる位、必要以上に公務員をいっぱい雇っていたし、国民の年金を大幅に上げたし、その他の福祉制度も抜本的に広げた。今となってその結果は当然、何百年掛かっても払い戻せない借金!国家倒産寸前までいっている。
厚顔無恥の達人?ギリシアの新首相(写真出展

ここでも一度テーマにしたように、上の理由でギリシアは5年位前からEUより、苦肉の策として膨大な特別援助金をもらっている。その規模は大体40兆円。その内、ドイツは担わないといけないのが約30%だ。そして、その政策でお金をもらっているのに、数ヶ月前から、特に今年1月末、左派の新政府が政権握るようになってから、更に騒ぎ出した。「もっとお金をくれ、足りない」とのこと。

その中で、ドイツは反発をしている。自分の国のことも結局忘れちゃいけないので、ギリシアは「底無し」の落とし穴とやっと分かるようになった今では「もう沢山」と言い出している。それは当然ではないだろうか。

とにかく、厚顔無恥のギリシアは今、特にドイツに対して「戦争責任の損害賠償をしろ!」と言い始めた。戦争?何の戦争?はい、無論70年も前に終わった第二次世界大戦だ!その時にドイツ軍はギリシアで何百人を虐殺したという話をもってきて、賠償しろ!と。但し、戦争終わって何十年掛けてドイツは何回も何回も賠償金を各国に注いだし、25年前の再統一の時にこれらの要求はもう認められないことにするという風に「2+4契約」で定められていた。それなのに、今の必死の特別援助金政策の中で一番負担を持たなきゃいけないドイツにギリシアが合計なんと40兆円(!!!)に相当する賠償金を求めるなんて、厚顔無恥の最頂点なのではないかと感じるしかない。

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6 件のコメント:

  1. ハハハ、日本の近くにもギリシャみたいな国がありますよ。敗戦国はつらいですね。

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  2. ギリシャは、2年に一度デフォルト(債務不履行)しているような国だということは分かっていたのに、ユーロ導入を許したのですから、ユーロ圏の国々は自業自得なのではないでしょうか。

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  3. 罰則規定というか、騙して参加した場合は助けないしすぐに離脱してもらい制裁する、などの条項をEUの条約に盛り込んでおく必要があったのでしょう。もともと参加していたこと自体が違法でしょうに、ギリシアは。
    日本には「盗人猛々しい」という言葉があります。まさにこれですかね。
    集り(タカリ)は無視して、そのお金分で原発廃炉費用にしたり、ビールやソーセージをたくさん食べて世界景気浮揚の一助にしたほうが、世界のためにもなる気が。

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  4. 一部のドイツ人たちは全て承知で二枚舌を使っているのだと思う。
    つまり、ギリシャを EUに留めてドイツ企業の製品を買ってもらい、
    国際的にはドイツが外道のギリシャにたかられているフリをする。

    実際には、ドイツ人一人当たりのEU財政負担はそれほど重荷ではない。
    ドイツは経済的勝者であり、ギリシャが敗者であることは間違いない。

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  5. 気持ちはわかりますがドイツの緊縮財政至上主義、
    インフレを毛嫌いするECBの政策が、ギリシャを含めた欧州全体の不況を長引かせている原因になっている
    自覚をもっと持たれた方がいいんじゃないでしょうか。
    このままだと失われた20年のデフレ不況に陥った日本の二の舞ですよ。

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  6. 気持ちはわかる・・といいたいけど、ドイツのマスコミや政治家って日本に関しては、過去を直視しろとか俺たちはよくやった、おまえらは・・みたいな上から目線でしょ。

    ドイツはきっと素晴らしい感動的な和解と贖罪をギリシャに行ってくれるんでしょうね?
    日本円にして22兆円の支払いくらい屁でもないよね?と意地悪を言いたくなりますね。

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