目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2013年4月9日火曜日

トルコに対しての怒り


ドイツにいる、3百万人のトルコ人達との問題に付いてはこの場で話すつもりではない。機嫌が悪くなるだけだから。それよりもちょこっとだけ(忙しいから)報告したいのは、ここ一週間ドイツやトルコの間に起きている論争の事である。


2000年以来、ドイツでは10人ぐらいのトルコ人、ギリシア人が殺された。犯人はトルコマフィアとかにあるだろうと思われて、排外的又は人種差別的な背景がないと警察がずっと思っていたけど、実は、違っていた。東ドイツのネオナチのテロ団が全ての殺人を犯していた。それはそれで言うまでもなく、酷くて、罰するべきである! 勿論、許せない、基本的に!
犯人が捕まってから、 内二人は自殺したから、今週から始まる裁判に出るのが、あの二人の女性共犯だけである。

それで、裁判は恐らく今週始まるという事は、半年ぐらい前にミュンヘン裁判所が報道陣に告げた。なぜ告げるかというと、裁判の現場に出席したいジャーナリストは入場券みたいな物を申請しなくてはならないから。安全確保の為に入場券無しでは裁判所に入れない。こういう安全措置は充分に多くの場合なかったから、とても大切な措置であると思う他ない。

そして、先週になって、裁判本番の間際で突然明確になったのが何かというと、トルコの報道陣が半年前に入場券を申請しなかったということ。それは自業自得だろう?申請できるうちに申請すればよかったから。ただ、トルコ気質ではそれは通用しない。あいつらが出来るのが唯一一つだけ。思春期の若者みたいに、すねてむっとするという事!一人も申請していないから、裁判所内の全ての席はもうふさがっていて、トルコだけでなく、他に入りたい人も入れない。しょうがないよね?と、普通の頭で考える人はみんな考えられるけど、あいつらは違う。

在独トルコの大使はメルケル首相に苦情を出したし、トルコの首相も「強い」圧力をかけている。但し、ドイツは法治国家だから、首相が裁判所に命令できない。幸いな事で!!!あと、ドイツは100%、完璧に三権分立を実現させていることも恐らくトルコには上手く理解できないかも。ミュンヘン裁判所は完全に自治体的な存在であって、誰もがそこに何かを命ずる事はあっても、一切(ゼロパーセント)効かない! よ~~~かった!!トルコではあり得るかもしれないけど、ドイツは駄目だ、そんなん・・・。

ところが、上記のを聞いても、トルコはまだまだ納得しない。結局、自分の不注意で裁判に参加できなかったと分かっても、まだめげない。今、ドイツの、いわゆる「憲法裁判所」(連邦最高裁判所とは違う所)に上記の件を訴えた。ただ、憲法裁判所に物事を訴える事が出来るのが、基本人権の面で不公平に扱われていると思っている人だけである。言論の自由とか、その他、基本権で不利な事をされてきた人の為のみに使われる場所である。不注意の結果を無くす為の場所ではない! 悪用だ、これは。そんな馬鹿な不注意でドイツの税金(裁判官がこの件のやりとりをする時にかかる費用で)使われたら困る!

EUにどうしても加盟したいトルコという国自身もそう。入れてもらわないからすねるばっかり。馬鹿みたい。絶対入って欲しくないよ、あんな幼い性格のむっとしやすい連中。

そして、30年も前から悔しくて分からないのが、日本はトルコを好意的に見ているという事。トルコと日本ほど国民性が合わないのがこの世の中には他にないだろう。一切理解できない。いくら「歴史的な背景があるよ~」と説明されても、リ・カ・イ出来ない。日本みたいに調和を求めている国があんなうるさい国を友達として見なしているのが一生分かり兼ねる。一生!そして、悔しい、ああ、悔しい!
ああ、怒りが収まらない・・・

21 件のコメント:

  1. こんにちは

    日本人でもトルコのことを好意的に見ているの一部の人です。
    又はメディアリテラシーのない人々だけですよ。

    返信削除
  2. ロルちゃんいつも興味深い話題提供ありがとうございます。

    私もデュッセルドルフで、仕事で毎日多数のトルコ人に接していますが、「思春期の若者みたいに、すねてむっとするという事!」は全く同感です。あからさまに彼らの準備不足と分かる事で支障が出来たことに対してもまずは口を尖らせます。あの形相には最初びっくりしましたが、この幼稚さはどこから来るんだろうといつも不思議におもっていました。この口尖らせるはその大半が男性で、女性は更に幼稚さの上にヒステリックになります。支障を改善するための策を提案しようにもこれでは話になりません。私はほとんどかわすようにしていますが。。。。。やはり男性優位の慣習の国だから母親に甘やかされてこのように幼稚になり、また、女性がヒステリックなのは自分の母親の彼らの中での社会で厳格に押さえつけられているのを見て育っているから、自分たちの世代はもっと自立したい、もっと権利を主張したいという気持ちがこのような態度に出てしまっているのでしょうか。いずれにせよ、「空気を読む」ということに重きを置く日本人社会と威圧的な態度がよしとされているトルコ社会が心底友好になり得るとは思いがたいですね。政治的な面だけで民間レベルではどうなんでしょうか。もし、民間レベルでもそうなのであれば、それはトルコ人の見かけが限りなく日本人がイメージするヨーロッパ人的なルックスに近いところがそこに貢献しているのではないでしょうか。私達日本人は欧米人ルックスにものすご~く弱いところがありますから。また、これからの記事を楽しみにしていますので頑張ってください。

    返信削除
  3. 日本も、すぐすねて幼くてホントうるさいですよ。メンタリティが通じ合うんじゃないですか?

    返信削除
  4. 多くのトルコ人は日本に好意的であると思いますが、多くの日本人はトルコ人に対して特に好意的とは思いません。

    ただ、多くの日本人はドイツ人に対して好意的と思います。

    返信削除
  5. ロルちゃん、こんにちは。ロルちゃんの興味深いブログをいつも楽しみにしている者です。

    日露戦争で日本がロシアに勝ったから、オスマントルコが感謝している・・・という経緯で親日という歴史観の人がいます。

    国家防衛上、ロシアとの戦争はあったでしょう。イギリスの代理戦争ともいわれており、その結果ソヴィエトの誕生があったので、結果的に良かったこととは思えません。

    トルコとはアルメニアの件で日本も部分的に似たような境遇なので、歴史的な経緯から共闘関係にある点もあります。

    でも、トルコはまだまだ後進国です。市民社会にはなり得ないし、男尊女卑は激しいし、政教一致です。

    日本の中でも保守はドイツが反日だと言う人が結構います。私は見習うという点では、ドイツからはたくさん学ぶ事があっても、いわゆる後進国からは文化的にも社会的にもまだまだ・・・というふうに思っています。

    なので、ロルちゃんのおっしゃることがわかりますよ。

    返信削除
  6. 日本とトルコは、まあ、遠いしお互いこれといった実害もないし、もちろん歴史的な事もあるだろうけど、敵対する関係ではないのは確かだと思います。
    日本政府はどこに対しても甘いけど、トルコ政府も欧州にとる態度に比べると日本対しては実に甘い。
    在日トルコ人も日本では超マイノリティだから、東京や大阪とかの都市部以外ではほとんど接する機会もないし、だいたいケバブ売ってるだけだから実際のトルコ人がどうとかあまりピンとこないというのもあるかな。
    イスラムがーとか言う人もあまりいないしね。
    わざわざトルコ人の悪いところだけをあぶり出して騒ぐほどでもない。今のところは。
    国家間の友好って結局のところ利害関係だと思うし、お互い嫌い合うよりはマシなので日本とトルコの関係は別に今のままでいいと思いますよ。

    というか300万人って多すぎじゃないですか・・・。
    そんなのトルコ人じゃなくても問題起こるに決まってるじゃないですか・・・。

    返信削除
  7. Hallo.
    これは、また起爆剤的記事から一気にTNTクラスの記事になっちゃった感じですね。
    歴史的な背景があって、日本がトルコに好意的っていうのは、エルトゥールル号遭難に端を発しているってことを言ってるんですよね。
    だとしたら、それはあると思いますよ。
    それがきっかけとなって、イラン・イラク戦争が勃発したときに、イランに取り残された200名以上の日本人を、トルコが、撃墜される危険を冒しても救出したと言われているし、当時のトルコ航空のパイロットもそのように証言していました。トルコでは、未だにエルトゥールル号にまつわる日本とトルコの歴史的背景を、学校の歴史で教えていると言ってました。
    日本人は、トルコを義理固いと感じているのではないかな。
    つまり、日本人は、義理人情というなかなか欧米社会には理解され難い日本人特有の気質が、トルコにはあると思っている。と、私は推測しています。隣国のやっかいないくつかの国でさえ、同じ極東にありながら理解出来ないんだから。
    いや、もしかしたら日本人でも年代によっては、理解できないのではないかな。

    トルコも国内経済が上向きのようですから(情報古いかな?)、もっと国内での就労率を高めてもらって、お引き取り願うっていうのが良いのでは?自然にトルコに帰りたいと思ってもらうように。
    ゆきさんの仰る通り、いくらなんでも300万人はダメでしょう。
    政策の誤りではないのですか?危うく日本もなりかけてましたけど。
    ついでにもう一つ、このコーナーに投稿する読者さんの多くは、日本人または日本という国家が、ドイツをやたら大好きのように思ってるひとが多いように見えるけど、本当にそうですか?
    日本を大好きでいてくれるRoruちゃんは、とてもありがたい存在であるし、Roruちゃんのブログは大好きですよ。ドイツに興味もありますし、会社を辞めたら一番行きたい国でもあります。
    でも、今やドイツは世界第3位の武器商人でもありますよ。ドイツが売らなくてもどこか他の国が売るに決まってんだから・・・って理由で。
    ドイツが大好きな方々、どう思ってるんですか?

    yamato

     

    返信削除
  8. トルコには日本人は割と好印象を持ってると思いますが・・・
    朝鮮人や中国人に比べればはるかにマシですね。

    返信削除
    返信
    1. いや逆ですね。
      トルコ人見てると
      朝鮮人や中国人のほうが、はるかにマシに見えますよ。

      削除
  9. 反日国に囲まれているので、日本人はよく知らなくても親日的といわれる国々を必要以上に持ち上げるんですよね、トルコとか台湾とかね。

    しかしドイツにトルコ人が300万人とは恐ろしい数ですね。もし私がドイツ人だったらたとえ問題を起こさなくとも、どんな国籍の人でもそんなに国内に居住していたら、それだけでその国の人々を嫌いになりますね。自分と異なる国籍の人々と接するだけで体力使いますし、ストレスになりますからね。しかもドイツの文化や風習を尊重せず、秩序を乱す民族ならなおさらです。

    返信削除
  10. こんにちは
     日本に長期滞在し、かつ間近でトルコ人にも接しているロルちゃんが、日本・トルコ両国の国民性の違いを言及されているのが興味深いです。宗教も気候も違いますから、トルコに行ったことのない人間でも容易に想像がつきますね。しかし国民性が違うことは、両国の友好関係においてあまり関係がないのかもしれません。この場合においては、やはり絶対的に、国同士の距離が大きく離れているのが一番だと思います。利害関係が発生しにくいですよね。

     そもそも、ドイツにトルコ人が移民として来たのは、それはドイツが必要としたからではなかったですか?肉体労働者の不足を補うといった形で。移民に対しての条件もどうなっていたのか知りたいですね。300万人は一大勢力ですから、ドイツの国柄に関わってくることは請け合いでしょう。ましてや、キリスト教とイスラム教。文化的衝突は避けられないはずです。ある程度はやむを得ないんじゃないかなあと思います。
     東ドイツのネオナチも気になりますね。ドイツ国内の右寄りの人々、あるいは保守的な層はともかくとして、一般的なノンポリのような人たちにも彼らの行動は、ひょっとして結構支持されてたりするんですかね?人殺しは悪、としましても国外に追い出したり、迫害・圧力くらいはすべきだと考えている人々もわりと多いんでしょうか。
     「移民政策は明確な失敗であった」、とメルケルさんもおっしゃってるようですし、今後どうなっていくか注目です。ロルちゃんが定期的にこの問題について記事を書かれる事を願います。

     ところで、村上春樹さんの新刊が4月12日(2013)に発売されましたよ!タイトルは「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」です。なんか意味不明な感じですね(笑)

    返信削除
  11. ドイツの変貌(変化)には驚くばかりですね。
    1990年の東西統一。そして欧州連合加盟、そして大胆な移民政策、多文化共生
    ドイツ人は苦労しますね。僕がもしドイツ人ならば多文化共生や移民政策には反対だな~。

    返信削除
  12.  20代女性です。はじめましてロル様(笑)。
     私がネットで出会った20歳のドイツ人(男性)は自分たちドイツ人はトルコ人に感謝すべきだって言ってました。私は驚きましたよ。だってドイツ人はみんなトルコ人を嫌いだと思ってたので。
     
     ちなみに、私はトルコに対して友好的な感情はないですね。ネットでしかトルコ人にはあったことがないですが、失礼でナンパ目的のおバカさんしかいなかったので。
     
     移民に対して肯定的に考えている人について思うのですが、肯定派であることが、先進的で前衛的で寛容で自分たちはさも進歩的な考えを持っていると勘違いしているように思えます。そして、たいてい反対派に対して保守的で、狭量だと考えているようにも思います。あくまでも私の偏見かもしれませんがね。

     私はロルちゃんがトルコに対して思っていることをトルコだけじゃなくイスラム圏と中国、朝鮮に対しても同じように思います。彼らと幾ら話し合っても分かりあえることはないと思います。そしてその必要もないと思います。残念だけど。それがお互いのためだと思います。
     
     

    返信削除
  13. シオニスト、シナ人、朝鮮人は自国以外の世界中の国々を多民族国家にしたがる。でもダメですよ。移民は自国の文化を破壊しない程度に徐々に受け入れるべきでしょうね。そして移民者は郷に入ったら郷に従うのが適切ではないでしょうか。
    それにしてもドイツは一刻も早く歴史の言論の自由を回復するべきですね。

    返信削除
  14. 日本に対する韓国の言動に比べたら、たいしたことない。

    返信削除
  15. ロルちゃんの怒りはトルコ人ではなく、愚かな移民政策を推進している政治家に向けるべきでは?

    返信削除
  16. こんにちは!
    ロルちゃんの記事を面白く読みました。
    以下は、私の感想です。

    日本の国内では、「トルコ人」はケバブ屋さんやトルコ料理店、「インド人」はカレー屋、「アルメニア人」は見たこと無い…という存在なので、殆ど密接な関わり合いを持つことがありません。
    そのため、実際にどういう人々なのかが分からず、マスコミ報道で情報を得るくらい。
    (私もその1人です)

    片や、中国人、韓国人の方はそれぞれ60万人前後で、距離が近いから企業も色々参入してきいます。そのため、利害関係がぶつかるシーンもとても多いです。さらに、第二次世界大戦での占領政策への反発からこの2国は現在反日政策をとっているので、「国」として日本とぶつかることばかりやってるように見えます。

    こうしたころから、一般的な見方としては「トルコは昔から友好的」「中国・韓国はちょっとやっかい」という流れがあるんだと思います。

    120万人という数でも軋轢(あつれき)が生まれるのですから、300万人が流入しているロルちゃんの国ドイツでは、ご苦労が絶えないと、容易に想像できます。
    個人的には、ある程度の流入の制限は必要と思います。国の経済力への影響を考えると。

    ロルちゃんの書き込みの、最後の「憲法裁判所」のくだり、これは韓国の裁判(条約や国際法なんか無視しほうだい)とは大違いなので、もしもドイツと韓国が何か司法上の争いをすることになったら、凄くすれ違って大変だろうな、と思いました。

    色んな国があり、なかなか皆仲良く、という事は今は難しいですが、この先、地球外から攻撃してくる「銀河帝国」がやってくれば、「地球連邦」が出来て一致団結するかもしれませんね。

    返信削除
  17. 中国人・朝鮮人に比べればトルコ人はイエス・キリスト

    返信削除
  18. ロルちゃんのブログや動画など、今日初めて目にしました。どれもとても面白かったです。

    ロルちゃんは「日本はトルコを好意的に見ている」と思っていらっしゃるようですが、上の方々の書き込みを見ても分かるように、日本国民はトルコを特別に好意的に見ているというわけではないと私は思います。

    確かにトルコ人には親日の人が多いようです。それは歴史的な理由もありますが、戦後日本が途上国トルコにODAで橋を立てたり、がんがん経済援助をしたせいもあると思います。初めて出会ったトルコ人に「日本人は好きだ」と、とても親しげに話しかけられたこともあり、個人的にも実感しました。

    でも逆に、日本人が親トルコかと言うと、それは微妙です。経済界の人はビジネスで結びついているので比較的トルコに友好的と思いますが、一般の日本国民にとってはトルコは距離的にも文化的にも遠く、利害関係もありません。なので、中立的イメージを持つ人は多いと思います。しかし最近は政治にイスラム原理主義的な色彩が強くなってきているので、イスラムをよく思わない人だとトルコに少しネガティブなイメージを抱いている人もいると思います。

    ドイツには300万人もトルコ人がいて、しかも出生率がドイツ人より高いので年々割合が増えているとか?ドイツとは極めて文化的に異なる集団が、そんなにもたくさんいるのを脅威に感じる気持ちは理解できます。ドイツの規則にきちんと従って、ドイツの文化を尊重するのであればいいですが、そうでなければ腹も立ちますよね? ガストアルバイターとして元々ドイツが受け入れたのだからという話もありますが、定住するのであれば、ドイツ社会のルールを守るべきだと思います。そのあたりはどうなっているのでしょう? うまくいってないのでしょうか?

    返信削除
  19. そんなこといいますけど、ドイツ人だってBBCの世論調査によれば世界でも有数の
    日本嫌いの国じゃないですか。残念極まりないですね。

    トルコですか?特に深く考えたことがない日本人がほとんどだと思いますし、特別に
    深い関係とも思えませんが。

    返信削除
  20. ロルちゃんの怒りは僕の欧米人が日本よりも中国を優先した時の怒りに似ています。
    日本の方が価値観でも欧米に近いはずなのにビジネスチャンスがあるということで中国を優先させる欧米の政治家には不満を感じます。

    返信削除